現在、社会人の方の多くが発症している可能性が指摘されている「パニック障害」。
ストレスを溜めやすい現代人に特有の病気として80年代終わり頃から存在が徐々に明るみになってきた病気です。
具体的な症状としては、意味も無く突然「自分は今すぐに死んでしまうのではないか」、
「部屋の壁や電車や車の車内の壁が自分に向かって来て押しつぶされてしまう様な感覚に囚われる」、
「動悸や息切れ、目まいなどがして真っ直ぐ立っている事が出来なくなる」、
「常に「自分が死ぬ」という不安感につきまとわれてそれを払拭する事が困難となる」、「脈拍が異常に高くなり(頻脈)、ふるえが止まらなくなる」、「原因不明の強い吐き気に襲われる」などの当人にとって非常に深刻と言える症状が出るのが特徴です。
「パニック障害」の治療には原則として「薬の投与」が重要となってきます。
「パニック障害」に有効とされる「SSRI」は「うつ病」などの精神病にも治療薬として利用されています。
「SSRI」は「パニック障害」の症状を抑えるのに効果的である事が実証されていますが、
「SSRI」を服用した「パニック障害」の患者の何割かの方は重篤な「薬の副作用」を起こして苦しんでいるという報告が現在上がって来ています。
「SSRI」による「薬の副作用」として代表的な物は、「気分が悪くなる(悪心)」、「吐いてしまう(嘔吐)」、
「下痢」、「眠れなくなる(不眠)」、「気分がいらいらして落ち着かなくなってしまう」、
「性機能障害」、「尿が出なくなる、尿が出にくくなる(排尿困難)」、
そして「脈が異常に高くなってしまう(頻脈)」などがあります。
「SSRI」を投与された「パニック障害」の患者の方は特に「投薬初期」にこれらの副作用を訴える事が報告により判明しています。
上記の様々な副作用は主に「消化器官系」の身体の器官に薬が悪影響を与えているケースが多く、
これに対して「消化器官系の副作用を起こさない様にする副作用改善薬」を「パニック障害」の患者の方に対して「SSRI」と合わせて投与してゆく事が重要です。